どんなに親しくしている友人でも、愛する人でも、信じている肉親でも、本当に全てを知ることはできない。そのことに気がつかないふりをして、人間はやっと平静に過ごすことができる。
ということを、リンダとアンナ、リンダとクルトやモナ、アンナと父親の関係等を通して描いています。
平凡な生活の中では、うまくやっていけるのに、それを裂く非常事態が起きたときに、揺るぎないと信じていた地面が崩れ落ちる。不安や疑いがどんどん膨らんで、身も心も気も狂わんばかりの混乱に陥ります。それを打開できるのは、自分で探す真実しかないのでしょう。それができるリンダは、やはりクルト・ヴァランダーの娘です。
クルトがいささか精彩を欠くので、★は4つ。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,210¥1,210 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,210¥1,210 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥467¥467 税込
無料配送 6月5日-7日にお届け
発送元: ブックセンター日野 販売者: ブックセンター日野
¥467¥467 税込
無料配送 6月5日-7日にお届け
発送元: ブックセンター日野
販売者: ブックセンター日野
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫) 文庫 – 2016/1/21
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,210","priceAmount":1210.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,210","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ETOYn7RGWgwce3tWZQ7CGy9nAzbeGpu6fa8aKz%2FIVR7SvrOmeou9hbA%2BXSaHnYN5dztZuf2O5uB%2FVWt4o2r07APX%2Bo3IyX%2BRkbcSKYdllBtPmDU6AJxA57bLQyC8H5zwhPMcb9Z3BOE%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥467","priceAmount":467.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"467","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ETOYn7RGWgwce3tWZQ7CGy9nAzbeGpu6kOFTfYpx7Scwc1EGwYMbcpaOtT2Jqy6lt%2FAiIdKYtYIAKkw8jIRh6rZSTCcxKSSe3rwa%2FZRHMiIn2R8LQZ3d7D1FU3tRpXjZ4nu4uuJMSSKz8EADtyPwqTvwFxP6rTwZhu%2BskBxxCntH4nmkoscpgU5d1%2FxQAucv","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。警察学校を修了して秋からイースタ署に赴任することが決まり、この夏は父クルトのアパートに同居している。久しぶりの故郷で、旧友との付き合いも復活。だが、その友人のひとりアンナがいきなり行方不明に。アンナになにが? 心配のあまり、まだ警察官になっていないからと諫める父の制止を無視して、勝手に調べ始めるリンダ。スウェーデンミステリの巨匠マンケルの人気シリーズ最新刊。
- 本の長さ353ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2016/1/21
- 寸法10.5 x 1.5 x 15 cm
- ISBN-104488209165
- ISBN-13978-4488209162
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫)
¥1,210¥1,210
最短で6月2日 日曜日のお届け予定です
残り1点(入荷予定あり)
¥1,210¥1,210
最短で6月2日 日曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2016/1/21)
- 発売日 : 2016/1/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 353ページ
- ISBN-10 : 4488209165
- ISBN-13 : 978-4488209162
- 寸法 : 10.5 x 1.5 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 210,668位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 847位創元推理文庫
- - 1,258位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カルト教団の人民寺院事件の惨劇を生き延びた男が、教祖ジム・ジョーンズの影響を受けてスウェーデンでテロを企てるというストーリーが展開するが、最後まで読んだ人はこれが2001年9月11日にニューヨークで起きた同時多発テロを意識していることがわかるだろう。著者のあとがきの日付は2002年5月である。
カルト集団のテロが大きな狂気であるとしても、その思考と具体的な行動は冷静かつ合理的になされることが丁寧に描き出されていて、寒々とした恐怖を感じさせる。これをイスラム原理主義でなくキリスト教系のカルトに置き換えて描いたのがマンケルのバランス感覚だと思う。
刑事ヴァランダーシリーズとしては、警官見習いとなった娘のリンダが主人公となっていて、これがヴァランダーに似て感情的かつ単独で行動して危険な目にあうのが、読んでいてやきもきする。
しかし、著者はそれを織り込み済みで物語りを面白くしているのである。
カルト集団のテロが大きな狂気であるとしても、その思考と具体的な行動は冷静かつ合理的になされることが丁寧に描き出されていて、寒々とした恐怖を感じさせる。これをイスラム原理主義でなくキリスト教系のカルトに置き換えて描いたのがマンケルのバランス感覚だと思う。
刑事ヴァランダーシリーズとしては、警官見習いとなった娘のリンダが主人公となっていて、これがヴァランダーに似て感情的かつ単独で行動して危険な目にあうのが、読んでいてやきもきする。
しかし、著者はそれを織り込み済みで物語りを面白くしているのである。
2016年4月9日に日本でレビュー済み
ヴァランダーシリーズを読んでいる方にはおなじみだろうが、クルトの娘リンダを主人公にした作品。ただし、正確には「ヴァランダーシリーズ」(全10作)ではなく、下巻のカバー裏の紹介文にある「シリーズ第九集」という言葉はおかしい。
家具職人など、様々な仕事のなかで迷った末、まもなく30歳になるリンダは警察官になることを選ぶ。2001年8月末、イースタ署着任目前、友人のアンナが行く不明になる。どうやら、アンナが小さい頃に失踪した父親が関係しているのではと考えたリンダは、クルトが止めるにも関わらず、捜索を始めてしまう。
ピープルズテンプル事件(人民寺院事件)が背景にある。クルトはリンダが娘であることもあり、アンナの行方不明、その捜索の過程でリンダ自身が襲われた事件に関しても、娘の意見に耳を傾けない。読者としてみれば、もう少し娘の話をまともに聞いてやれよと思いたくなるが、これまでの2人の関係を知ると、仕方ない側面もある。ただ、全体の3分の2を過ぎたあたりから、これまでのクルトらしい部分が出てきて、一気にクライマックスまで突き進む。
下巻の352ページあたりに書かれていることが、著者の訴えたかったことだろう。このすぐ後の場面や、原著の発表時期、物語の設定日時などを見ると、日ごろの著者の社会的発言とリンクする部分がかなりある。
本書は「ヴァランダーシリーズ」第9作『ピラミッド』(邦訳は未刊)の後に発表されているが、そこでクルトの女性関係に動きがあったことを感じさせる描写がある。そこを含め、なぜ原著刊行順に邦訳しなかったのか、疑問である。
家具職人など、様々な仕事のなかで迷った末、まもなく30歳になるリンダは警察官になることを選ぶ。2001年8月末、イースタ署着任目前、友人のアンナが行く不明になる。どうやら、アンナが小さい頃に失踪した父親が関係しているのではと考えたリンダは、クルトが止めるにも関わらず、捜索を始めてしまう。
ピープルズテンプル事件(人民寺院事件)が背景にある。クルトはリンダが娘であることもあり、アンナの行方不明、その捜索の過程でリンダ自身が襲われた事件に関しても、娘の意見に耳を傾けない。読者としてみれば、もう少し娘の話をまともに聞いてやれよと思いたくなるが、これまでの2人の関係を知ると、仕方ない側面もある。ただ、全体の3分の2を過ぎたあたりから、これまでのクルトらしい部分が出てきて、一気にクライマックスまで突き進む。
下巻の352ページあたりに書かれていることが、著者の訴えたかったことだろう。このすぐ後の場面や、原著の発表時期、物語の設定日時などを見ると、日ごろの著者の社会的発言とリンクする部分がかなりある。
本書は「ヴァランダーシリーズ」第9作『ピラミッド』(邦訳は未刊)の後に発表されているが、そこでクルトの女性関係に動きがあったことを感じさせる描写がある。そこを含め、なぜ原著刊行順に邦訳しなかったのか、疑問である。
2016年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北欧ミステリの重鎮ヘニング・マンケルが昨1915年10月に亡くなったという。ヴァランダーシリーズも本作を含め3作という。まさに巨星落つの感。もっと読みたかった。
2016年5月26日に日本でレビュー済み
ヴァランダー物を今まで全部読んできた。
ヴァランダーの振る舞いはずいぶん無鉄砲で感情的だと最初から感じてきた。
ヴァランダーの直感で進む捜査、スウェーデン警察の適当さも気になっていた。
この本を読んで確信した。
作者が非常識なのだ。
アンナは失踪した友人のうちにピッキングで侵入し日記を読んだり、車無断で借りたり、寝たり、留守電を聞いたり。
警察見習いのやることだろうか?
挙句の果てはヴァランダーまでシャワー浴びて下着で食事したり。
アンナは警察官見習い、ヴァランダーは刑事。
いくらスウェーデン人が豪快だったとしてもありえんだろう。
このでたらめさをアンナが無事でも事件に巻き込まれていてもどうやって収拾するんだろう。
事件の真相よりそっちが興味あるわw
ヴァランダーの振る舞いはずいぶん無鉄砲で感情的だと最初から感じてきた。
ヴァランダーの直感で進む捜査、スウェーデン警察の適当さも気になっていた。
この本を読んで確信した。
作者が非常識なのだ。
アンナは失踪した友人のうちにピッキングで侵入し日記を読んだり、車無断で借りたり、寝たり、留守電を聞いたり。
警察見習いのやることだろうか?
挙句の果てはヴァランダーまでシャワー浴びて下着で食事したり。
アンナは警察官見習い、ヴァランダーは刑事。
いくらスウェーデン人が豪快だったとしてもありえんだろう。
このでたらめさをアンナが無事でも事件に巻き込まれていてもどうやって収拾するんだろう。
事件の真相よりそっちが興味あるわw
2016年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴァランダ―・シリーズは全作読んできたが、今回は娘のリンダを主人公にしたせいで、ちっとも面白くない。リンダはずっと脇役で出て来ていたが、何がしたいんだかよくわからない困ったちゃんだったし、それは今作でも変わらず言動に説得力を欠き、全く感情移入できない。上下で結構な値段になるので、よほどのファンでなければ手を出す必要のないものである。
2016年8月6日に日本でレビュー済み
まず、第一印象。北欧を描いた素晴らしい小説です。ご存知の通り、華やかな欧州本土とは、歴史も人も考え方も違います。まだまだアナログな環境にやっと追いついてきたネット社会。そんな面も読むうちに背景に溶け込んできます。主人公は娘…のはずですが、喧嘩ばかりの父親の背中を追い、心の中では尊敬しているのが読み取れます。やっぱりヴァランダーが活躍します。何度も繰り返し読みたくなる本です。